見えない風景/a concealed landscape


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開催場所の国立国際美術館にやってきた参加者は、入り口で一枚の紙を手渡される。

”左手に竹の植木ピアノ教室→→→右手に小さな空地、奥の壁にオレンジの花→→→アニメのポスターが貼られたタバコ屋だった建物を左折→→→仲良しリス&キツネ→→→……”
それは、ある公園までの”言葉の地図”。
参加者は、美術館から外へ、大阪の福島区野田の下町の迷路の様な路地を”言葉の地図”片手に彷徨い、【目的地】と書かれた公園にたどり着く。どこにでもある様なその公園には、主催者の下道基行が既に待っている。

「こんにちは。私の”言葉の地図”はいかがでしたか?
今日は、みなさんに、この街で”言葉の地図”を作って頂きたいと思います。
みなさんの視点で街の些細なランドマークを見つけ、それを繋いで、あなたの”言葉の地図”を作ってください。」

人によって街の見え方は違うはずだ。街には無名のランドマークが溢れている。特にこの街は生活臭というか未消毒というかノイズがとにかくすごい。パワフルだ。

参加者は、各自散歩をしながら、明日には消えてなくなりそうな些細なランドマークを拾い集めて、”言葉の地図”が作っていく。さらに出来上がった地図を交換すると、他の人の視点の街を旅することができた。


発端は、大阪のある古いビルが壊されたという何気ない会話からはじまった。
写真を使わず、激しく変化する街の今日をスナップのように知覚する2日だけのプロジェクト。


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photo:SAEKI Shinryo
Design:Hashizume So

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